コラーゲンの有用性
人体の構成物質のひとつである「タンパク質」のうち約3分の1を締めているのが「コラーゲン」です。
私たちの肌、骨、歯、関節、腱や血管などいたるところに存在しています。
では、このタンパク質の一種であるコラーゲンはどのように体内で代謝されるのでしょうか。
◆タンパク質は体内でどう変化するのか
1. | タンパク質を食べる |
肉・魚などの「アミノ酸」もフカヒレなどの「コラーゲン」もすべて大きな塊の状態です。 |
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2. | 胃で分解され、ペプチドになる |
「大きな塊」のタンパク質から、粗切りな2~100単位の分子のペプチド(2個以上のアミノ酸同士が結合している状態)に変化 |
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3. | 小腸で吸収 |
さらに細かいアミノ酸分子になって、小腸で吸収されます。このとき、「アミノ酸」「トリペプチド」どちらかの形で吸収されていきます。 |
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4. | 血流に乗って肝臓へ運ばれる |
食物中のタンパク質が分解されて小腸へ吸収されるには約4~5時間かかります。 一方、サプリメントなど始めからアミノ酸が「単体」の状態で摂取すれば、消化する必要がないので、約30分に吸収スピードを短縮できます。 |
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5. | 肝臓のTCA回路などでエネルギーとして使用 | 血流に乗って体の各組織を作る材料として使用 | |
動植物を通して最も主要な代謝経路と考えられているのが。TCA回路です。この回路の主な役割は、電子伝達系と共に働いて、生命の働きに必須のエネルギー物質を最も効率よく生産することです。 | 各組織に運ばれたアミノ酸が「コラーゲン」に変化 | ||
※肌でアミノ酸がコラーゲンに変わるときにビタミンCが必要です。“生み出す力”を高めないとせっかくの効果が半減してしまいます。 | |||
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オルニチン回路で分解と再合成が行なわれる | |||
肝臓内で有機物質を分解する際にもアミノ酸は使われます。タンパク質などの窒素原子を含む食物を摂ると尾、そのうちの一部は、アンモニアになります。細胞にとって毒性の強いアンモニアを無害な形にし、体内に一定量蓄積してから排出してます。 | |||
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尿素として体外へ排出 | |||
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新しく補給 | |||
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